カテゴリ:短編小説( 3 )


2006年 11月 20日

南蛮漬けから続く・短編の第3弾だぜ~!

なんと短編3弾目になったよ!
第1段は、橋本順三君の大阪、小学校時代だし。
第2弾は、その友人水野哲治君のフランス・リオンの悲しい~・・・・・、話だったよネ。
もし、第1・2弾を読みたかったら、このブログに掲載されているから読んでくださいヨ!
あっそうそう、南青山で土屋勝君がフランス語を習ってる先生は確か、リオンから来て初台のおばあちゃんの家に下宿しているとの事だったな~!
それも哲治が、順子(フランス人でリオン大学教授の妻になった哲治の元彼女とでも言いましょか)にシルバーのネックレスをプレゼントしたけど!それに似てるのでは・・・・それなのか?
哲治は、南青山のフランス語会話教室に行くか、行くまいか悩んでいた。
哲治は、不動産の仕事を個人事務所で行っており、銀行関係からの依頼等々が有り、忙しいときは忙しいが、マイペースでこなしていた。
まずは、土屋に電話してまだ、土屋が授業を受けているのか聞いてみることにした。
もしもし、お~俺だよ、哲だよ!
勝は相変わらず、甲高い声で、どうしたの、飲み会の話かよ~?といつもの調子だった!
いや違うよ、以前、恵比寿で、みんなと飲んだときに南青山の語学学校の話が出たけど、まだ通ってるのかなと思って?
勝は、今は、行ってないとの事だった!
もうケツ割ったのか~と哲治が、言うと!まあ~なと、罰悪そうに答えた!
あっ哲!お前、マリアンヌ先生のことが気になってるんだろ~と、勝は、哲治に切り替えした。
ま~な!哲治は、もぞもぞした気持ちで答えた。
彼女は、まだ語学学校で教えているけど、この年末にはリオンに戻るんではないかなと、よく知ったように、勝は答えた!だけど、なんか勝の話し方が、歯切れが良くないように感じた!
勝、なんか俺に隠し事でも有るんじゃないの・・・?
哲治は、勝に何か隠し事が有るのかと聞き出そうとした。
あの~ちょっと、一度会って話をしたいんだと、勝が切り出した!
では、いつもの広尾のバーに9時で宜しくと、電話は切ったものの、哲治は変な予感がした。
・・・・・・僕は、ジントニック!
いつもの、ペースで注文してチョコレートを口にしようとしたとき、勝がやってきた!
お~何飲んでんの・・・・・・?
ぼくは、タンカーレのロックをもらおうかな!
二人して、カウンターに腰かけてちびちびやり始めた。
勝が、実は、俺もリオンに年末行くんだよ・・・・・・・・・・・・!
うん~と、哲治が聞き返した。
どうして、行くんだよ!
いや、マリアンヌの両親に会いにネ。
どう言う事なんだよ?
あの~それは、マリアンヌと結婚するつもりなんだよナ~。
え~~嘘だろ~!
あまり大きな声だったので、そばのお客もこちらを、ちらちら観だした。
おいおい・どう言う事なのよ、それ、勝!
哲治は、少し動揺していた。
いや、俺、嫁さんと離婚調停中で、もうすぐ解決できそうだからネ!
あのおしどり夫婦で仲が良かった大学内でもいつも、一緒にひと時も離れないゾ~とみんなから思われていた、あのナイスカップルがネ~・・・・へえ~判らないもんだね~。
だけど、子供が結婚してしまい、両親はいなくなり、これからだと、僕は思っていたら、家内から離婚を切り出されたんだよナ~。
家内は、自分のやりたいことをやって生きて行きたいんだってよ!
年金に関しても、詳しく僕に説明してくれたよ。
私の取り分は、私の取り分だとはっきり言ってたよ。
あまり、それ以上言ってもな~と、勝はさめたような言い回しで・・・・グラスをかたむけた。
そんな時に、マリアンヌが現れたんだよ。
彼女も、フランスで彼氏と別れたあと、初台のおばちゃんを、頼って来たんだってサ。
授業がすんで、焼き鳥屋とか、和食、お好み焼きにおでんと、いろいろ食べに連れて行ったよ。
そんな中で、自然に身の上話となり、お互いに慰めあうこととなっていったんだよ。
だけど、まだ彼女は30前だろ~!
勝とは、25才程の差は有るし・・・・・・。
どうするんだよ、勝。
まいったな~と、ひとり哲治がテンションを、上げていた!

さて、これからどうなりますやら・・・・・・・・お楽しみに。
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by kspapa6934 | 2006-11-20 14:52 | 短編小説
2006年 10月 05日

モスクワ経由!南蛮漬けから続く・ 第二弾・短編もどきだけど。

週末の、恵比寿駅はサラりーマンや、学生等々で人の行き来が多い。
駅前の交番前に19時集合だな、慎三はいつも時間には正確なほうで今日も一番かなとあたりを見渡していた。
今夜は、学生時代の友人と飯を食べる約束で、慎三を入れて4人での待ち合わせだ。
オー!懐かしい声がした、水谷哲治(センター)だ。
哲治は、幼友達で誰よりも気心が知れた間柄だ。
仕事は、不動産関係の仕事であちこち飛び回っている。
二人来た、小阪俊蔵(QB)に、土屋勝(ガード)だ。小阪はデザインの仕事を横浜でしており、プライド高く、仕事もかなりいい仕事をするらしい。
土屋は、縫製関係の工場を経営しており人望も厚い!
19時が、少し過ぎた頃に・・・・・すまんすまんとやってきた!
篠田洋祐(エンド)だ、彼は印刷関係の常務だ。
ひょうひょうとして独特な人生観を持っており、人から嫌われようの無い男だ!
彼ら4人は、大学時代はアメリカンフットボールで、慎三はスキーだったけど
陸トレなどで、一緒に汗を流した仲だ!
(ちなみに慎三(バックス)は、社会人になってから某アメリフトのチームで2年間プレーしている・注・バックスとかQBは、アメフトのポジションの事です)
みんなそろったので、予約をしておいた店に向かい鍋でも食べることとなる。
オー!久しぶりだな~。では、乾杯しようゼ・・・・・。
4人は、クラブの関係上、時々会ってるいるけど、慎三とはみんなそれぞれだけど、篠田などとは、20数年ぶりの再会だ。
だけど、あった瞬間もう学生時代に戻り、オイ・お前で通じあえるのは有り難い話だ!
いろいろ、話を聞くうちに学生時代から30数年が経っているが、みんなそれなりにイヤそれ以上に苦労してるなと、慎三は思った!
離婚、倒産、病気にといろいろな話になり、酒もすすみ、話が盛り上がった!
学生時代、あの暑い夏休みにアメフトの合宿が有り、慎三も夏なので陸トレのつもりで参加したことを!
・・!
ワッショイ・ワッショイもうすぐ合宿所だ~ワッショイ・ワッショイ!
キャプテンの水谷が、声をからし声を掛けた。
オ~!みんな走りながら、声をかけあった!
合宿所は、菅平のお寺に宿泊し近くの小学校のグランドを借りた。
汗でべとべとになった練習着を、干して風呂に入った。
この、アメフトのクラブは、彼らが創部したので先輩がいないので気楽に風呂に入れた!
夕飯は、ハンバーグに味噌汁・サラダと、いつも、お寺のまかないのおばさんが作ってくれた。素朴で結構美味かった。
食事後、お寺の縁側で町内からの差し入れの西瓜を食べていると!
こんばんわ~と女性の声がした。
な~んだ、芳子じゃないの~。
芳子、そう北嶋芳子! 彼女は部のマネージャーらしき事をしてくれてる女の子だ!
オ~お疲れ、!
彼女は、車で差し入れなどを届けてくれていて、東京の美味しいチョコレートとか果物それにケーキなど、みんなからのことずけ物を、今回も運んでくれたのだ。
そんな芳子が、哲治に順子から預かってきたよと、手紙を哲治に差し出した。
それは、フランスに留学中の馬場順子からだった!
順子は、高校時代から毎年フランスにホームスティをしながら留学の機会を狙っていたが高校を卒業すると、すぐにフランスに渡ってしまった!
順子と哲治は、中学3年から高校3年まで付き合っていた。
二人は青春の、いちページ・・・・・いや何ページかをお互いに共有した仲だったし友人でも有り、戦友でも有り、恋人でもあった!
手紙には、哲治様と宛名書きされていた。
内容を、読み始めた哲治は、その手紙を持って西瓜は食べ残しのまま縁側から、お寺の横にある児童公園のブランコに腰を下ろして、再び読みかけの順子からの手紙を読んだ。
彼女の近況、それから新しい恋人が出来たこと、なぜフランスへ行ってしまったか・・・・・!
二人は、下北・渋谷・青山辺りをデートコースにし、図書館でのデートも多かった。
哲治は、何度も読みかえしてるうちに涙が止まらなくなった。
オイどうしたんだと、土屋が心配になって公園に哲治を見に来た、肩を落として夜空を見ながら涙している哲治に声をかけた!
菅平での合宿も終わり、東京に戻り、いつも行きつけの渋谷の喫茶店にいつものメンバー5人が集まっていた。
ところで、俺やっぱりフランスに行くよ!
オイオイ、本気かよと篠田が聞いたが、哲治の意志はかたまっていた!
だけど、行く資金が足りないんだよ~。と哲治はみんなの顔を恨めしそうに見回した。
だけどな~・・・・!まあ~哲の事だから何とかしてやろうぜ!  と土屋が言った。では、みんな一週間後に又集まろう!
あの頃は、日払いで力仕事、皿洗い等々、結構短期で稼げるバイトが有ったので哲治の為に、みんなで軍資金集めに汗した。
これで、何とかチケットと宿泊代の足しになるだろうと、その日は、3人しか集まらなかったが順三から、幾ばくかの4人からのお金が哲治に手渡せられた。
哲治は、その足で渡航の手続きの為に、旅行社に走った!
哲治は、羽田発、オルリー空港着(まだドゴールが完成してなかった)の予定を組んだ。
エールフランス、アエロフロート、日航、シンガポール等の航空会社が主だったが、まだソ連との航空協定が結ばれていなかった為、アラスカ経由が最短だった。
哲治は、アエロフロートでモスクワ経由オルリー着のコースを選んだ!
オルリー空港からタクシーで、そして汽車で・・・・!
リオンか~!哲治は疲れよりも、無事に目的地リオンに着いたことに感激していた。
哲治は、海外に一人で行くのは初めてだったが気持ちが先にたって何も不安はなかった。
リオンと言う町は、フランスの南東部に位置し、フランスでも有数の落ち着いた古都として知られている。ソーヌ川の西側はローマ時代、ルネッサンス時代の建物が今でも残る旧市街。
東側のベルクール広場を中心には繁華街が広がり、穏やかな街で有る。
哲治は、日本人らしき女性を見かけるとドキッとた、不安を感じていた。
身長は、158センチで痩せ気味のショートカットの面影を感じつつ・・・・。
芳子から聞いてきた、住所を探した!
あの角をまわった辺りが住所なんだけどな~とキョロキョロしながら探し、やっと目的のアパルトマンをみつけた。
シンプルな品のある、閑静なアパルトマンだった。
哲治は、迷った! このまま来た道を帰ろうか!順子に会う意味が有るのか!何故、自分がここにいるのか!
今になって、腰が引けた感じがしている自分を、第三者的に見れている不思議な感覚におちいった・・・・・・。
だけど、順子の顔を一目見たかった!
見たらそのまま、声をかけずに帰ろうと自分に言い聞かせた。
そのとき、アパルトマンのドアが開き、順子が出てきた。
真っ白なシャツに、黒のスカート、シンプルであり品が有った。
だけど、なんか変だな~と、よく見ると、少しおなかが大きく見えた。
まさか!
その時、ドアからフランス人らしき男性が出てきた。
順子と、二言三言、言葉をかわしほほにキスして、自転車に乗って走り去った。
その瞬間、順子と哲治は目が合ってしまった。
哲治は、体が一瞬かたまった・・・・・!
よ~!
順、久しぶり!
哲治は、順子に近よっていった。
順子は、びっくりした顔をして突っ立っていた。
そのびっくりした時の顔がみょうに懐かしく感じた!
よ~!
久しぶり!
哲治は、順子からの手紙の事を話した。
少し歩きましょうよと、順子は、ソーヌ川の遊歩道に向かって歩き出した。
あとを追うように、哲治もついて行った。
自然に、二人は肩を並べて歩いた。いろいろな事を話した。
順子は、フランスに来て、大学の助教授と恋に落ち、妊娠したとの事。
近じか式を挙げるとの事だった!
哲治は、正直に謝った。
哲治が、中途半端な返答をしたことによって、順子のフランス行きが早まった事。
等々!いろんなことを話し合い、話は尽きなかった。
哲治は、順子にも会えたし今日のうちにパリに戻る事を伝え、順子がリオン駅まで送りに来た。
プラットホームで、二人は別れを惜しんだ!
駅のアナウンスが列車の発車を伝えた。
順子の白いシャツの胸元から、きらっと光る物が見えた!
それは、哲治が、下北沢のアンティークショップで、高3の順子の誕生日にプレゼントしたシルバーの星のネックレスだった・・・・・・!
・・・!
じゃあ~もう一杯お変わりするよ!
俊蔵は、お変わりいいの?
哲治の、昔のリオンの彼女(順子)の話を鍋をつつきながら、みんなで聞ききいっていた。
その時、土屋勝が。
僕はもう4ヶ月になるんだけど、表参道近くの、フランス語教室に通っており、そこの女教師が28歳で、ハーフなんだけど、初台のおばあちゃんの家に下宿しながら日本文化の勉強をしているとの事だった。
確か、お母さんの形見のシルバーの星のネックレスをしていたと、土屋が言い出した。       えぇ~みんなで顔を・・・・・・・・・・・・・!        

           


 おしまいです!    感謝。
                          

          また、続編は有るかもよ。
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by kspapa6934 | 2006-10-05 13:13 | 短編小説
2006年 04月 07日

第一弾・短編小説だゾ~!題名は→南蛮漬け

さてさて書きはじめるか~!・・・・・・・・・。

人ごみで混雑している東京駅!
新幹線の時間が有ったので、地方物産展の会場を橋本慎三はぶらぶらしていた。
あと5年で定年かとかを考えながら・・・・・。
あれ~懐かしいな~南蛮漬けか~。
思い出すな~!
あれはまだ慎三が小学校の5年生のころだった、慎三は大阪の船場生まれで繊維問屋の息子としてまあまあ裕福な家庭に育った。
彼の通っている愛月小学校は、府内でも有名な小学校で進学校でもあり、越境入学生が沢山通っていた。
夏・冬の制服もあり、夏・冬とも半ズボンにソックスと言うスタイルの小学生が多かった・・・・・!
慎三はまったくの勉強嫌いで、いつも宿題を忘れて(忘れるのではなく、やっていかないだけなのだけど・笑)廊下に立たされていたが、性格は明るく、いつも運動会ではヒーロー的な存在の小学生だった!
秋になり、九州から転校生が入ってきた名前は横山章君だ。
坊主頭に、頭の斜め後ろに五円玉ほどの白髪が有り、長ズボンにセーターだった!
お母さんが、付き添いできたが清潔にはしているが見るからに着古したブラウスにセーターそれにスカートである。
横山君は、先生から紹介され挨拶したけど九州なまりは無いようだ。
席は、僕の前で何かと世話をするようになり帰りも同じ方向なので一緒に帰るようになった。
ある日、横山君を誘い僕のうちに遊び来ることになった。
近くの神社で待ち合わせをし、家に来た!
彼は、着たきりすずめではないけれど、いつも同じセーターにズボンだった!
ぼくは子供心に、何か可哀想だな~と思った。
お袋が、紅茶とケーキ、それにザラメ砂糖のおかきを出してくれた。
トランプをしたり、探検ごっこをしようと、店の倉庫で遊んだりして楽しいひと時をすごし
その日は別れた。
宿題は、やはりその日もしなかった・・・・・・・・・!(家庭教師が来ているのにネ)
◎慎三は本当に勉強の嫌いな、おバカさんだったんですな~(笑)!
あくる日、横山君が今度は僕の家に遊びにおいでよと誘ってくれた。
ええ~ヨ~行くヨ~と二つ返事で即答した。
いつもの神社で待ち合わせして、横山君の家に遊びに行った。
それは、5階建てのビルで裏口から入った。
屋上で遊んでりしていたら、横山くんのお母さんが階段を事務作業服を着て掃除をしていた、
こ・ん・に・ち・わ~!
と、挨拶をしたが横山君のおかあさんは笑顔だったが会釈だけだった。
そのビルの4階に食卓テーブルが6つほど整然と並んでいた部屋があった、それはそのビルの社員食堂だったのだ。
横山君親子は、そのビルで住み込み、おかあさんが、まかない及び掃除等々をして生活していたのだった!
横山君が、橋本、お前とこでケーキ食べたけど、今日、お母チャンは忙しいからまだケーキ買ってないんねん、その代わり内緒だけど食堂の冷蔵庫の中にとっても旨い、黄色い大根の漬け物が有るから食べさしたるワと、横山君はどんぶりに入った、たくわんを出してくれた・・・・・・!
つまんで食べてミ~よと差し出してくれた、僕ははじめて食べる触感だった。
なんか甘酸っぱい味がするナ~と彼に言うと、これは九州の漬物で南蛮漬や~と自慢げに横山君は答えた。
慎三は、ケーキも美味しいけど、この漬物ホンマにおいしいナ~と又ひとつ、つまんだ・・・・・・。
横山君はニコリと嬉しそうに又、微笑んでいた。
冬休みが終わり一月の学期に横山君は登校してこなかった。
先生から急に転校していったとのことだった。
ほんの3ヶ月程の付き合いではあったけど慎三は、子供心に何か物悲しく、そして申し訳ない気がした・・・・・・あいつは精一杯の・・・・・・。

・・・・・・・慎三は、片手に南蛮漬けの包みを持ってホームに立っていた。
            
                                               続くかも・・・!                                    
                   ご覧頂き感謝です!
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by kspapa6934 | 2006-04-07 14:02 | 短編小説